ヘアサイクル〜毛髪成長のメカニズム〜

■髪の毛のメカニズム

髪の毛は、毛先ではなく毛根部分から伸びていきます。毛根部分にある毛母細胞が、生まれてから細胞分裂を繰り返し、 角質化した細胞を上に押し上げることによって毛が伸びるのです。 つまり、健康な毛髪が作られるためには、毛包や毛乳頭があること、栄養状態、血液循環が良いこと、自律神経やホルモン状態が 良いことが大切です。

■ヘアサイクルについて
通常髪の毛は発毛した毛が成長し、やがて抜け落ちてまた生え始めるといったサイクルを通常4〜5年周期で繰り返しています。 これを「ヘアサイクル」（毛周期）と呼びますが、ヘアサイクルは毛母細胞の分裂が活発で髪が伸びる「成長期」、 毛母細胞の活動が低下しほとんど成長しなくなる「退行期」、完全に成長が止まり髪が抜けてしまう「休止期」に分けられます。 薄毛・ハゲの大部分は、このヘアサイクルが何らかの以上があり、その原因で周期が短くなり、 髪が完全に成長する前に抜けることでおこります。
■育毛成長のメカニズム
髪の毛で成長する細胞は「毛乳頭」「毛母細胞」。毛母細胞には寿命があり、それがヘアサイクルです。 毛乳頭は毛母の先端にあり、毛母細胞に増殖の命令する役割を果たしています。 ヘアサイクルの休止期に入ると、毛乳頭は毛母細胞に指令を出し毛髪は成長期に移ります。 しかし何らかの原因で毛乳頭が育毛のサインを送らなくなった時に、いわゆる「ハゲ」になります。