イチョウの葉水の育毛効果/発毛効果

　　　　

関西大学の長岡康夫准教授らはイチョウの葉から育毛成分を発見した。マウス実験では毛の成長が早まり、
人の毛髪細胞に混ぜると細胞が増殖した。イチョウの葉に含まれているビフラボンに髪の毛の細胞を増殖させる効果が
あることを発表した。

毛を刈ったマウスでの実験では、20日後に塗布しない場合は何も生えなかったのに対して塗布したマウスは完全に毛が生えそろった。
人間の毛の細胞に混ぜる実験では、他の細胞に比べ最大約7割多く細胞が増殖した。

なおイチョウ葉の抽出エキスは、血管拡張・血流増大・血管系の老化防止、特に脳の末梢血流の改善や神経障害などの
治療を目的とした医薬品に利用されています。巷でもイチョウの葉に含まれるフラボノイドには、血行促進作用や抗炎症作用があり、
以前から民間療法として利用されていました。イチョウの葉の育毛水は育毛剤というより薄毛予防的な側面が強いようです。
自然のイチョウの葉には、身体にあまり好ましくない成分が含まれています。
飲んだり食べたりしてはいけません。

■イチョウの葉水の作り方
1）生のイチョウの葉10～15グラムを水で洗う。
2）生のイチョウの葉2～3日陰干しする。
なおイチョウの葉のドライハーブ5～8グラムを利用してもOKです。
3）イチョウの葉・せんぶり10グラム・ソウハクヒ10グラムを細かく切る。
4）市販のティーバッグにイチョウの葉・せんぶり・ソウハクヒを入れる。
5）土鍋かガラス鍋にティーバッグを入れ、精製水500ミリリットルを入れる。
6）最初は強火で、沸騰したら弱火にし1時間ほどかけ、1/3の量に煮詰める。
7）冷ました後、エタノール30～50g、ローションにするのであればグリセリン15mリットル入れる。
8）冷暗所に置く。

完成したらスプレーに移し、朝晩2回頭部に散布しましょう。完成後は冷暗所に保存して1ヶ月以内で使い切りましょう。
※鉄、アルミニウム、銅の鍋は、金属成分が生薬に含まれるタンニンと結合しやすいので、土鍋かガラス、
ホーローなどの鍋を使ったほうがよい。イチョウに含まれるフラボノイドは6～8月ごろの青い葉に多く含まれ、
黄色の葉には殆ど含まれないので青い葉を使う。

　

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