DHTとテストステロン

　　　　

■テストステロン
テストステロンとは男性ホルモンの一種で約９５％が精巣で、５％が副腎で作られる。テストステロンの原料はコレステロールで、
若年成人男性では1日に約７㎎のテストステロンが体内で合成されていると言われている。
テストステロンは標的臓器の5αリダクターゼにより、ジヒドロテストステロン (DHT) へと代謝される。
アンドロゲン受容体への結合親和性はDHTの方が高いが、テストステロン自体も結合し標的遺伝子の
転写を活性化する。テストステロン自体には禿げを起こす作用はなく、DHTに代謝されることで初めて薄毛、
性欲減退を促す作用が出る。

■DHT（ジヒドロテストステロン）
ＤＨＴ（ジヒドロテストステロン）はホルモンの一種で、ＡＧＡ（男性型脱毛症）の原因といわれる物質です。
ＤＨＴは髪の工場である毛母細胞の活性を低下させ、髪を充分に成長させることなく脱毛させてしまいます。
ＤＨＴは男子の胎児に対しては陰茎などの外性器の発達を促しますが、思春期から成人期のヒトに対しては男性型脱毛症や
前立腺肥大、ニキビを引き起こします。さらに、テストステロンの不足を補う為に５αリダクターゼ酵素によって、
テストステロンが活性型の男性ホルモンに変換された男性ホルモンである。育毛においてテストステロンとDHTの違いとは
分かり易く言えばテストステロンは毛髪を太くし、DHT（ジヒドロテストステロン）は皮脂腺と毛乳頭に作用して
毛髪が十分に成長することを妨げる作用がある為に薄毛の原因を作ると言われている。
一般的に男性の髪が女性の髪より太いのは、テストステロンの分泌量が男性の方が多い為とされている。

　

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